2023年 4月 16日(日)
1.神道の信仰について
田無神社は龍神(級津彦命・級戸辺命)をご祭神としていることから、
スピリチュアルなスポットとして紹介されることが多く、神道の信仰を超えた、神秘的な思想をお持ちの方々が、神社神道と異なる様々な解釈をされているようです。
田無神社は神社神道の信仰・価値観に基づいて祭儀を行っておりますので、以下の例のような信仰、価値観等については解りません。
例)・神社の信仰に属性や相性があるという考え
・神様が参拝者に降臨する、憑依するという考え
・特殊な参拝方法を行うとご利益があるという考え
・龍が人につくという考え
除霊や降霊(口寄せ)、霊媒、浄化、ヒーリング行為等を境内で行うことはご遠慮ください。
2.代参について
近年、神社・仏閣への代理参拝や参拝ツアーが流行しているようです。
代理参拝や参拝ツアーを主催する団体の中には、高額の料金を参加者に要求することが
あるそうです。
田無神社は、代理参拝や参拝ツアーには一切関与していませんし、推奨もしていません。神社への「代理参拝」という慣習は「神社講」として古い時代からありましたが、
信仰上の尊厳を損なうことのないよう慎重に検討する必要があるでしょう。
3.授与品の取扱いについて
神社で頒布しているお札やお守り(授与品)には大神様のご神威が籠っておりますので、信仰上の尊厳を損なわないよう慎重に取り扱う必要があります。
多くの神社の包括団体であります神社本庁より各神社に「神符守札の御取扱ひに関する件」(昭和54年11月27日通達第4号)という通達が発出されており、その中ではお札やお守りは社頭で参拝者に個々に授与することとされており、さらに頒布方法により一般の商品と同じにみなされることのないよう、また神社以外の第三者が頒布することで商業目的に利用されることがないよう留意すべき旨が定められております。
神社でお祓いやご祈祷を受けた物品・作品等を「神社お祓い済み」・「神社祈願済み」などとして販売することも厳に慎むべきものと考えられています。
さらに、転売サイト、フリマアプリ、個人サイト等で田無神社のお札やお守りやその加工品を販売していることがありますが、これらについて田無神社ではまったく関与しておりませんので、購入される際には十分にご注意ください。
田無神社ではお札やお守りの尊厳を大切に守り続けてまいります。
4.境内での商業行為について
他の神社、仏閣では、神社の許可を得ずに境内を利用して、ブレスレット、宝石、書籍等の物品を販売したり、占い、人生相談、運命鑑定、除霊、浄化、ヒーリング、交信等により対価を得る商業行為が行われている例があるようです。
このような行為について、田無神社が許可を与えることはありませんので、ご注意ください。
今後、田無神社境内でそのような行為を発見した場合には境内から退去していただきますので、ご承知おきください。
5.作品等の奉納について
絵画やアート作品の奉納の申し出が多数あります。しかし、奉納された方の中には、田無神社に奉納したことを謳い、作品を宣伝し、販売される方が見受けられます。
奉納はご祭神へお供えであり、感謝の気持ちが大切です。
作者・作品と、田無神社は一切関係・繋がりはありませんし、作品の販売にも関与しておりません。
どなたにも誤解を与えることのないよう、今後田無神社では全ての絵画やアート作品のご奉納をお断りすることにいたしました。
6.お焚き上げについて
神社で頒布したお札やお守り・縁起物、正月飾り、門松等は宗教行為の一環としてお焚き上げをすることができますが、その範囲は限定的に考えるべきものです。故人の遺品や写真など処分に困る物品があることは理解できますが、お焚き上げを行うことはできません。
仏事に関わる物品、寺院で頒布したお札やお守りやダルマ等については、神社の宗教行為とは考えられませんので、お焚き上げできません。
また、お焚き上げに際しては、焼却に適さないガラス、金属、プラスチック等はできる限り取り外してお持ちください。
人形やぬいぐるみについては、毎年8月の第1日曜日に斎行いたします「お人形感謝祭」で
お焚き上げを行うことができます。詳細は田無神社公式ホームページでご確認ください。
2023年 4月 8日(土)
〜天まで届け鯉のぼり〜
鯉のぼり設置期間は4月28日(金)〜5月7日(日)になります。
田無神社境内に入り込む春の爽やかな薫風に鯉のぼりがたなびきます。
檜(ヒノキ)作りの鯉登りの竿は、全長約15メートルです。
2023年 4月 8日(土)