2021年 4月 16日(金)
〜尉殿神社での塩の被害〜
西東京市住吉町に鎮座する尉殿神社では、最近心無い方により社殿の回廊や境内のご神木の周囲に大量の塩を撒かれる事件が発生しました。このご神木は昨年の7月に榛名神社からいただいたもので総代や氏子の皆さんが大事に育ててきたものです。
社殿の回廊は黒ずんでしまい、もう元の色合いに戻すことができません。
また、塩を大量に地面に撒くと植物が枯れるだけでなく、地中で塩分は分解されないことから除草効果が半永久的に持続し、今後植木や草花が一切育たなくなります。今回、発見後すぐに塩の除去を行いましたが、ご神木はまだ若木であることから塩害の成長に及ぼす影響が懸念されます。
今後、二度とこのような事象が起きることの無いよう警察等への通報等適切な対策を講じて参ります。
また、最近、境内の敷石などの諸施設を勝手に移動したり、植物を抜き取ったりする行為が確認されました。
境内の諸施設の移動、変更などは、神社を管理する総代・世話人の許可がなければしてはなりません。
殊に鳥居の敷石を移動する行為は、鳥居の崩壊にもつながりかねない極めて危険な行為です。
また、植物も鎮守の杜である境内の環境を守るために大切に育てているものが多数あり、勝手に抜き取ったり、持ち帰ったりすることはできません。
これらの行為は、器物損壊罪、業務妨害罪・窃盗罪などの刑法にも違反するものです。
すでにこれらの行為を行っている人物を特定しており、今後警察への被害届の提出等の法的措置をとる予定です。
神社境内は、総代・世話人が歴史ある神社を大切に守り、皆さまが安全にご参拝いただけるよう維持していくため責任を持って管理していますので、総代・世話人の許可なく境内の諸施設、樹木・植物を動かしたり、切ったり、抜いたり、壊したり、持ち帰ることは固く禁じられています。
地域の皆さまが安心してご参拝いただける神社であり続けるために、尉殿神社総代・世話人は今回の行為に厳格に対処してまいります。